Twitterでつぶやいた一言感想をまとめました。
辛口な感想もありますが、突き放すようなことは書かないようにと心がけています。
E01 魔石の彫金師アリエナとロバート、二つの人生が交錯して見事な光を放っていました。最善とは言えない、悲しくてでも鮮やかな散り様でした。素晴らしい作品なのに、それを表現する技術が自分にないのが悔しいです。
E02 逃亡者子供なのに苦労が多過ぎる健太の行く末が心配です。児童養護施設って、犬を飼ってもいいのかなぁ。ダメなんじゃないかと言う気がするのだけど……。チビに会えないまま終わってしまっているので、そのことも気がかりです。
E03 ピンク、黒、そして白何てことのない、電車の中での女子学生同士の会話。このまま淡々と進むのかなぁーと思っていたら、途中で急展開になって驚きました。璃子ちゃんが垣間見せた表情が怖い。思いきろうとしている真緒ちゃんの行動も、解釈によっては前向きとも別の意味にも取れますね。
E04 七日間の幽霊幽霊になってから始まる恋もある――などと考えてしまいました。真理さんが自殺を図った理由などが分かると良かったかな。ラストにかけて展開が早くなったので、伏線を回収しきれないまま恋愛話としてまとめられてしまったという印象を受けました。
E05 魔法小〜中学生ぐらいの子供が絵具を買うのなら、絵の具セットでしょう。単色で買うのなら、切れてしまった色では?それを最初から単色で買うというのはどういう環境なんだろうかと考え込んでしまいました。妹への姉へのコンプレックスはうまく表現されていると思います。
E06 虹色の毒毛色の変わった安楽椅子探偵(いや、BAR探偵?)ものかと思ったら、ラストにやられました。ところで最後の聡子さんの台詞、本当に言葉通りに受け取っていいんでしょうか。別の意味があるんじゃないかと勘繰ってしまう、ミステリ読みでした。
E07 海賊と白と菫海賊にしちゃ「船長がお着きです」なんて口調が丁寧だなーと思っていたら、やはりそう来たか!ちょっと展開がバタバタしている印象を受けましたが、文章も綺麗だしすっきりとまとまっていました。やはり物語はハッピーエンドでないと。
E08 漆黒に咲く美しい花タイトルを読んで「ああ、真っ黒い花なのね」と思っていたら違っていました。花の背景が漆黒なのですね。かなり短いので、もう少し枚数いっぱい使って、お話を膨らませてもよかったかも。
E09 BUN-BORGこれ面白いなぁ。アニメや漫画で見てみたいかも! 善司が裏のデュエルに参加しているのは、父親に会うためなのでしょうか? 試合に勝ち進めば父親と決勝戦で対決できるんですね!何と言うジャンプ的展開!だがそれがいい(笑)。あまり相手にされていない桜居君は可哀想…。
E10 Queen in the darkうわあああラブロマンスだ!ハーレクイン的展開だ!きっかけは政略結婚だったけれど、本物の愛に変わっていく様が素敵でした。ルミエールは最初からイアンに好意を持っていたんですね。二人が幸せになりますように!
E11 赤い糸舞台は現代と思われるけど、語り口は昔話のようですね。少しホラーっぽい雰囲気も感じられます。運命の相手を追い求め過ぎて、結局人生を無駄にしてしまった男の末路が哀れ。淡々としているけれど最後まで読ませる筆力が見事でした。
E12 錆色モノクロームグワンは色覚障害なんだと思って読み進めていたら、後半で「目が見えない」とあったので少々混乱しました。目が見えないのならどこに何があるかはわからないのでは? いや気の流れで感じ取っているのか?面白いのに、そこに引っかかってしまったのが残念です。
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好きな作品・気になる作品は:
「E01 魔石の彫金師」「E06 虹色の毒」「E09 BUN-BORG」「E10 Queen in the dark」
「E11 赤い糸」
一つ増やしちゃいました(笑)。一番上手い!と思ったのはE11。前にも書きましたが、童話風とか昔話風作品って(以下同文)。過不足なく書くっていうのは技術が要ると思います。
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